
「お茶碗1杯」ごはんを増やそう。
県内いちばんの水稲面積を誇る、私たちの東広島市でいま、大変なことが起こっています。
数年前から続くコロナ禍で、たくさんの人が外食を避けるようになったことなどで、お米がとてもたくさんあまっているのです。さらに追い討ちをかけるように、お米を作るための肥料や燃料の価格もどんどん上がっています。生産者は、このままでは米作りを続けていくことができなくなってしまうかもしれません。
水田は、おいしいお米を育むだけでなく、地域の環境・安全に大きく関わっています。
古くから私たちの暮らしを守ってきた水田を、こんどは私たちが「消費」という形で支えるときではないでしょうか。
水田がなくなると、どうなるの?
水田がなくなることで、今まであたり前だった美しい風景が消えてしまうだけでなく、私たちの暮らしにさまざまな影響がおこることが考えられます。
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雑草・害虫の問題
誰も手入れしなくなった土地には雑草がはびこり、景観は損なわれ、害虫の温床に。
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災害時の危険性
水田は大雨の時、一時的に雨水が溜まることで、急激な河川の増水を防いでいます。
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不法投棄の原因に
ゴミの不法投棄場となってしまうと、匂いや汚染だけでなく、農地としての再生もとても難しくなります。
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野生動物のエサ場
雑草が伸びると隠れやすく活動しやすい環境になるため、野生動物と人間との距離が保たれない状態になってしまいます。
東広島産のお米をもっと食べよう!
ひとりひとりの消費で守ることができます。
古くから東広島の美しい風景や私たちの安全な生活環境を守ってきた水田は今、コロナ禍によるさまざまな影響をうけ、今まで通りの生産がとても難しい状況です。
東広島のおいしいお米を少し多めに食べることで、ひとりひとりが簡単にこの問題へ取り組むことができます。
どのくらい食べればいいの?
1日に1食、ごはん食にチェンジするだけ!
どんな品種があるの?
JA広島中央管内では、160~500メートルの標高差を生かし、気候や環境に合わせた米づくりを行っています。安全・安心なお米を消費者の皆さまにお届けするために、徹底した生産管理と生産履歴記帳に取り組んでいます。
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対象農薬を広島県の基準値から2割以上減らして栽培した「コシヒカリ」の商品「賀茂八十八」。売り上げの一部は「西条・山と水の環境機構」へ拠出し、地域の環境保全に役立てています。
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広島県のオリジナル品種。「あき」は「安芸の国」と「秋」を、「ろまん」は「夢」を表現しています。あっさりとした口当たりに適度な歯ごたえと粘りがあり、冷めてもおいしく上品な味です。
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広島県で育種した広島生まれの品種。うま味成分が高く、あっさりとした味。粒感があり、もちもちした食感です。
お米のおいしさを発信する取り組み
ぶちうまいお米コンテストin東広島
東広島市やJA広島中央、米穀関連機器メーカーのサタケらによる実行委員会では、東広島市産のお米の食味向上と消費拡大を目的とした「ぶちうまいお米コンテストin東広島」を令和3年から開催しています。東広島市で育ったお米のおいしさを全国へ発信し、生産者にもさらにおいしいお米「ブランド米」作りを推進しています。



全国の最高ランク「特A」獲得!

日本穀物検定協会が発表した令和3年産米の食味ランキングで、広島県で育った「恋の予感」が、初の最高ランク「特A」に選ばれました。
一般財団法人日本穀物検定協会の令和3年産米の食味ランキングにおいて広島県産の「恋の予感」が「特A評価」を得ました。
※商品そのものの評価ではありません。